子供時代のフィリエル。ルーンが「弟子」であり博士の学問を受け継ぐ者であると認識したときの彼女のイメージ。「あたしのことは?」「ルーンなら、塔にふさわしいの?」という台詞がせつないですね。山場シーンでのあの叫び「あんたは、あたしの居場所をとったじゃないの」を、はっきりと認識したのもこのやりとりからでしょう。本当は誰よりも側にいて、自分を見て欲しいのに研究と思い出のみで生きている父。彼女なりに努力して、それでも得られなかった関心と信頼をあっさりと手に入れたルーン。彼女の真直ぐな感情は、負の感情であっても呆れるほど真直ぐでした。
もともとフィリエルは遠子に輪をかけてとんでもない娘さんだと思ってましたが、外伝1では本当にすごかった。ああでも子供の思考回路ってこんなもんだよと痛い感傷にひたったり。それでもフィリエルは星女神に「博士が誇りにできる娘と思ってくれますように」と一番最初にお祈りするんですね。ルーン二番目(笑)
別名ストラスモア水彩紙を試そう絵。試しだけにほんわりとしたにじみを生かした絵にしよう、なら子供の、目が大きい子がいいだろうと子フィリエルにしたのですが。…にじみもぼかしもありませんよ…?背景はこれでも4回重ね(泣)ちなみに絵葉書用12枚綴り800円(高!!)